力仕事や運転でヘルニアは3倍起こる?
医学的根拠の高さでは『力仕事や日常動作が椎間板ヘルニアの原因になる』という、1987年に出された論文が最も有力ですが、医学が進歩するごとに様々な研究がなされ、現在では日本整形外科学会もハッキリとした結論を出していません。
当サイトも否定派です
20年ほど整体治療を行っていますが、椎間板ヘルニアと診断されて当院にご来院された方は、力仕事をしている人や運動をハードにしている人、子供の抱っこが多い保育士さんや介護士(ヘルパーさん)などが多いわけではありません。
また、坐骨神経痛などの足のしびれや痛みの症状で当院にご来院される方は、デスクワークや主婦の人が多かったのが現状で、当サイトとしては『力仕事などに関してはヘルニアとの関係は強くない』と考えています。
力仕事や運転がヘルニアの原因?
デスクワークの人よりも、肉体労働やトラックドライバーなどの運転を多くする仕事の人の方が、腰椎椎間板ヘルニアになるリスクは3倍高い、と言われています。
男性は、重労働の多い職業が椎間板ヘルニアの原因となると言われていますが、女性の場合は『職業よりも仕事量』との関連の方が原因になる、と言われています。
また、中腰が多かったり、頻繁に物を持ち上げたり運んだり、子供を1日に何度も抱っこしたり、持ち上げるときに腰をひねる動作も椎間板ヘルニアの原因になりやすいと言われています。
ヘルニアの原因は解明できていない
椎間板ヘルニアに関しては以上のような考え方も1つであり、否定的な研究や論文もさまざま出てきていることから、まだまだ原因が解明されていないということをご理解いただけたら幸いです。