女の子座りが腰痛と股関節のゆがみを起こす理由
前回はあぐらの姿勢が腰痛を招く理由とそれを予防する方法の関係についてでしたが、今回は女の子座りと腰痛の関係についてお話したいと思います。
女の子座りとはどんな座り方?
女の子座りは別名が多く、アヒル座り・ぺたん座り・おばあちゃん座りなどが同じ意味で使われることが多い座り方です。
正座を変形させた姿勢ですが、正座は両足の足先がお尻の下にありますが、女の子座りの場合は両足の足先がお尻の外側に出て、お尻が床にぺたんと着く座り方になります。
女の子座りは腰部分の背骨が反り過ぎる
腰の部分の背骨は、お腹が出っ張る方向に反りを持っています。この姿勢が保たれていれば、腰の筋肉や椎間板への負担は少なくなります。
女の子座りの姿勢は、腰部分の背骨が反り過ぎてしまうので、腰痛を起こしやすい姿勢になります。
女の子座りは股関節に負担を掛け骨盤をゆがませる
股関節は、骨盤と大腿骨(太ももの骨)が連結する部分になります。女の子座りをすると、股関節にゆがみが起こり、太ももの外側の筋肉を強く緊張させます。
太ももの筋肉は骨盤につきますし、股関節も骨盤と連結する関節部分になるので、女の子座りと腰痛の関係は、骨盤のゆがみが起こり『結果として腰に負担がかかる事』が理由になります。
女の子座りを良い姿勢に変える
前回のあぐらと腰痛で、思いのほか熱く説明してしまった座椅子がおすすめです。
『座椅子を使ったとしても、両足の足先がお尻の外側に出てるけど良い座り方なの?』と疑問を持たれる方がいるかもしれませんが、お尻の位置が床ではなく少し高い位置に来ると、股関節に掛かる圧が体勢的に減ります。
なので、あぐらでも使えますし、女の子座りでも腰に負担が少ない状態で使えるので、床に座る事の多い方には、やっぱりおすすめしてしまいます。