うつぶせが腰痛の原因になる2つの理由と対処方法
『うつぶせになると腰が痛い』という場合は、何が原因で腰痛が出て、どのような対処法をすれば改善につながるかを、こちらではお伝えしていきます。
うつ伏せは体全体の不調も引き起こす
腰痛に限らず、肩こりや背中の痛みなど、体の不調をもっとも引き起こしやすい寝方がうつぶせになります。
うつぶせが腰に悪い理由は2つあり、1つは『腰が反りすぎる』、2つ目は『顔が左右のどちらかに向き、ゆがみが生じる』になります。
腰が反りすぎるので腰痛が出やすい
うつぶせは、お腹の出っ張りが強い人を除くと、腰がお腹側に反りすぎる寝方になります。
うつぶせが短時間(3分以内)なら、背骨の形によっては腰痛改善のストレッチになる場合もあるのですが、長時間になればなるほど腰に掛かる負担は大きくなります。
寝ている時だけではなく、うつぶせで読書や携帯電話をいじるなど、『うつぶせ姿勢が習慣になって何年も続いた場合』は、それが腰痛を引き起す原因にもなります。
顔が左右のどちらかに向くので、体にゆがみが生じる
うつぶせは、顔をまっすぐにして寝ると鼻がつぶれて呼吸が苦しくなってしまうため、顔を左右のどちらかに向けた寝方になります。
うつぶせで寝る時は、『顔が(左右の)こっち向きじゃないと落ち着かない』と習慣(癖)になっている方が大半になります。
それは『体のゆがみ』が染み付いてしまっている状態になり、肩こりや腰痛などの痛みが出やすい状態でもあります。
要するに、睡眠時のうつぶせは、腰痛以外にもさまざまな体の痛みの原因となる寝方だと言えます。
うつぶせは痔の対処法でもある
うつぶせになると腰痛を招きやすくはなるのですが、お尻が圧迫されない分、痔の予防や対処法として使うこともできます。
ただ、腰が反り過ぎてしまったり、顔が左右のどちらかに向きやすいことから、よほどのことがない限りは、うつぶせで寝ることはおすすめしません。
次のページでは、腰痛の対処法となる寝方について、仰向けなどの『うつぶせ以外』の寝方も交えて説明したいと思います。